あまりメジャーではないけれど、おすすめの習い事に「絵画・造形教室」があります。
近所にたまたま教室があって、実際にどんなことをするのか知りたいという親御さんも多いようです。
今日は、「絵画・造形教室」は、どんなことをするのか?
子どもの成長にどのような影響や効果があるのかみていきましょう。
目次
絵画教室ではどんなことをするの?
絵画教室では、子どもたちの想像力(創造力)や表現力を高め、色彩感覚豊かな絵が描けるよう指導をしてくれます。
絵画の技術を習得するだけではなく、子どもの中に眠っている才能を見つけ、伸ばし、同時に想像力(創造力)が育まれます。
とはいえ、「絵を描くのが上手になる」という目的以外に、どういった理由で通うのか分かりにくく、イメージしにくいかもしれません。
具体的なレッスン内容は教室によってさまざまではありますが、クレヨンからはじまり、水彩画、油彩と進み、平行して版画や陶芸などいろいろな制作を教えてくれる教室もあります。
高校生になって、本格的に美術の道に進みたいと考えるようになったら、美大入学指導をしてくれる教室もあるようです。
そして、絵画・造形教室は、絵画の技術を上達させる以外にも、実はとても素晴らしい点が多い習い事です。
将来の職業にも役立つ
「絵画を習う」と聞くと、将来の職業には繋がらないイメージがあるかもしれません。
しかし、絵画というものは、美を作る職業の基本と言われています。
わたしたちが日常でふれる”もの”には、必ずその形状などをデザインする人がいます。
美の力を必要とする職業は、実は数多くあるのです。
例えば、役所のような職場でも一般企業でも、広報などの部署にデザインを必要とするような仕事がありますよね。
そして、それらデザインに関わることの基礎は絵画なのです。
もし仮に、職業にならなかったとしても、それは色の組み合わせや洋服のコーディネートなど、日常生活でのセンスに生かされます。
学校の美術の授業との大きな違い
幼稚園でも絵を描く時間がたくさんあります。
小中学校では絵画以外にも、版画や鋳造などの造形もあり、いろいろな体験ができて楽しかった記憶があります。
ただ、絵画に限っていうと、肖像画や風景画など、何かを見てそれを上手に描いたり、思い出を絵にしたり、ということしか記憶にありません。(わたしが覚えていないだけか、学校や教師によっても違うのかもしれません。)
学校の美術の授業では、想像力(創造力)よりも、観察力により重点が置かれている印象です。
しかし、美術教室では、頭の中のイメージをそのまま色で表現したり、現実にはない創造の世界を描いたりなど、何度もいうように子どもの想像力(創造力)を育んでくれます。
もちろん、観察力を育むレッスンもあるので、両方をバランスよく身につけることができます。
絵画・造形教室の基本
月謝や時間など、絵画を習う上での基本情報を見ていきましょう。
絵画を習いはじめる年齢
絵画は、大人になって習い始める人も多いですし、何歳からでもはじめやすい習い事ですね。
子どもの場合、早くて3歳から受け入れてくれる教室が多いようです。
絵画・造形教室の月謝やその他の費用について
教室によって様々ですが、週1(月4回)の教室で、月謝が8,000円前後のところが多いようです。
それに入会金が必要なところがあります。
さらに、絵画や造形で必要な材料費が必要となります。
高額なものを薦めてくる教室もあるようなので、入会前によく話を聞いておくようにしてください。
まとめ
子どもが絵画・造形教室に通うことで得られる効果をまとめておきます。
- 創造力が育まれる
- 観察力が育まれる
- 集中力を養う
- 手先が器用になる
- 色彩感覚やセンスが養われる
絵画・造形教室は、まだまだメジャーな習い事とはいえず、教室も多くないことから、いったいどういった目的で習わせたら良いのか?など少し慎重になってしまいますね。
でも、子どもの習い事は、音楽でもスポーツでも、すべてを直接子どもの将来に結びつけるためにやっているわけではないと思います。
以前、日本で外国語の先生をしている人がこんなことを言っていました。
例えば英語の授業で、「apple(アップル)」と先生が言った時に、それが何かを理解しているか確認するために、小さな子どもには絵を描かせるそうです。
この場合は、りんごの絵を描くのが正解です。
そして、この先生が言っていたことは、
「日本の子どもはとても絵を上手に描く。
でも、模範的すぎる。
動物でもなんでも、どこかで見たことがあるような絵ばかりなんだ。」
と。
これは、とてもよく分かるな〜と思いました。
自分に自信がなく、それゆえに、純粋にありのままを表現できる子があまりにも少ない気がします。
絵画教室は、技術よりも、子どもの想像力(創造力)や表現力を育んでくれるところです。
子どものときに「ありのままを表現しても良いのだ」と知ることができた子どもは、自由な発想で将来を切り開いていけるでしょう。
これは、大人が想像する以上に大きなことだと思いますよ。
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