子どもの早期英語教育による弊害・デメリットとは




子どもを日英のバイリンガルにしたいと思い早期の英語教育を施しても、完璧なバイリンガルになることはとても難しいようです。

 

完璧なバイリンガルとは、意思の疎通ができる範囲を超えて、発音や語彙力も英語ネイティブと同様のレベルになるということです。

 

 

そしてそれは、いくつかの弊害やデメリットを生む場合もあります。

 

子どもの早期英語教育による弊害・デメリットとは何でしょうか?

 

もし、バイリンガル教育を考えているなら、知っておいたほうがいいかもしれません。

 

脳科学的にもバイリンガル教育は難しい

 

赤ちゃんの脳は、発達段階で、より使用頻度が高い言語のネットワークを強化し、そうでないネットワークをシャットアウトするようになるそうです。

 

アメリカのワシントン大学のパトリシア・クール教授の研究によると、

生後6ヶ月〜8ヶ月頃までの赤ちゃんは、親の国籍に関わらず、育った国の言語を聞き分けられるようになる。

 

しかしその後、

生後10ヶ月から12ヶ月頃を境に、母語以外の音を聞き取る能力が落ちていく。

ということです。

 

そしてこれは、ひとつの言語をより効率良く学ぼうとする、発達の過程における脳の正常な働きだと言います。

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早期英語教育の弊害・デメリット

 

早期英語教育の具体的な弊害とはどんなものでしょうか。

 

ダブルリミテッドになる可能性がある

 

ダブルリミテッドとは、「両方に制限がかかる状態」という意味ですが、言語にあてはめて言うと「言語障害」ということになります。

 

早期の英語教育が無駄になるばかりか、日本語さえまともに使うことができなくなります。

 

テレビに出ているタレントさんの中にそういう傾向の人がいます。

 

たとえを出しては失礼かもしれませんが、滝沢カレンさんはその一人かもしれません。

 

滝沢さんは、とても頭の回転が早く聡明な方だと思います。

 

以前テレビで、

「きちんとした言葉で話そうとすればするほど上手くいかず、”無理に難しい言葉を使おうとしなくていい”と言われ、友達が離れて行った。」

というニュアンスのことを話されていて、とても切ない気持ちになりました。

 

性格やキャラクターのおもしろさも手伝って、それが個性となりテレビで活躍されていますが、一般の社会では生きていくことが難しくなるでしょう。

 

言語は子どものアイデンティティの形成に深く関わっています。

 

ひとつの言語で他者と会話を成立させることは、その社会とつながりを感じるための重要な要素なのです。

 

そして、バイリンガルよりもまず、アイデンティティを確立して欲しいと考える親ほど、早期の英語教育には消極的です。

 

他教科の成績にも影響を及ぼす

 

一見、日本語は普通に話せて理解できているようでも、少し長い文章になると理解できない子どもが増えているそうです。

 

例えば、中学生で数学や理科ができないという子どもがいて、そのできない理由というのが、文章題の意味がわからないということがあるそうです。

 

このように、国語力が低いと、別の教科の成績にも影響してくるということがわかってきているそうです。

 

日本語がきちんと話せないと、国語力だけではなくすべての物事を考えることができなくなります。

 

国語教育に力を入れている「東京いずみ幼稚園」の園長・小泉敏男先生は

「小さい頃は、英語よりも母国語を勉強させた方がいい。」

と言っています。

 

日本の母国語は、日本語ですね。

すべての学習の基礎は日本人は日本語。

この時期(幼稚園に通う時期)に良い日本語をたくさん耳にして目にして口にするということが人間の基礎的な力になります。

「東京いずみ幼稚園」園長・小泉敏男

 

日本で就職するときに妨げになる?

 

早期英語教育の過度な崇拝が就職活動でも覆りはじめているといいます。

 

予備校講師の林修先生が話していたことです。

  1. 英語が出来て、仕事も出来る
  2. 英語は出来ないが、仕事は出来る
  3. 英語は出来るが、仕事は出来ない
  4. 英語も仕事も出来ない

 

この4人が就職の面接を受けて、受かりやすいのは

A → B → D → C の順なのだそうです。

 

CとDが覆っている点が注目です。

 

林先生曰く、

「英語ができることを仕事ができると勘違いして、一番使い物にならない」

とのことです。

 

「英語が出来ると何でも出来ると勘違いしている一定数の人がいて、日本社会はその辺の物差しが狂っている」

とまで言っています。

 

これは、語学力というより人間性の問題だと思いますし「仕事が出来る」の定義も曖昧なのでなんとも言えませんが、もうひとつ林先生の話の中に参考になるものがありました。

 

英語力より思考力

 

林先生は、

「英語話すことが目的なのか?

英語話すことが目的なのか?」

と問うています。

 

英語で話すことが目的なのであれば、英語で何を話すかが重要となりますね。

 

よって、大切なのは内容ということになり、その内容を考える思考力が大事ということです。

 

そして、思考の部分がなく、ただ英語を話すだけならAIで代行できるようになると言います。

 

英語で話せる思考力を培っておけば、意外と英語は入ってくるので、幼児教育は英語よりも思考力を伸ばすべきだということです。

 



 

まとめ

 

子どもの早期英語教育による弊害・デメリットとは

いかがでしたか?

 

早期英語教育による弊害・デメリット

 

間違った早期教育によって、以下のような弊害・デメリットが生まれる可能性があります

  1. ダブルリミテッド(言語障害)になる可能性があり、子どものアイデンティティ確立の問題に関わる
  2. 国語力の低下により、他教科の文章問題を理解できず、すべての科目の成績にも悪影響を及ぼす
  3. 英語が出来ることを仕事が出来ると勘違いし、就職や会社で上手くいかない

 

 

幼児期という限られた期間の中で、英語教育の優先順位は低いかもしれませんね。

 

家庭でできる0歳からの英語教育プランを本気で考えてみた

2018.09.28

 

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